改装工事を通じて感じた大切な事2
- taketomi
- 2024年11月28日
- 読了時間: 3分
改装工事を黙々と進めているといろいろなことが頭をよぎる。
そうすると寸法を間違えることがたまにある。
では、寸法をきっちり全て正確に取らないといけないのかというとそうでもない。
例えば、イスのあしになる部分。
これは4本全てのあしが「きっちり」と同じ長さでまっすぐに切られていないといけない。
しかし、補強となる内部の部分は「だいたい」でいいのだ。
この「きっちり」と「だいたい」といったように緩急をつけてやることで、かなり効率が良くなる。
何かの本で書いてあった、この「きっちり」と「だいたい」の言い換えを「いい加減」と呼ぶそうだ。
怠惰でちゃらんぽらんないい加減ではなく、重要な所とそうでないところを見極める「良い加減」である。
この「いい加減」を調節しないと人間は壊れる。
「加」の方だけでも「減」の方だけでもだめなのである。
これは仕事だけでなくあらゆることに同じことがいえるだろう。
・人間関係:加であれば『しつこい、おせっかい、重たい』、減であれば『冷たい、気がきかない、さみしい』
・運動:加であれば『怪我の元』、減であれば『病気の元』
・食事:加であれば『肥満』、減であれば『痩身』(やせは肥満と同じくらい病気になる)
・ルール:加であれば『窮屈、めんどくさい』、減であれば『無秩序、ゆるい』
例を挙げればきりがないが、ここで一番言いたいのは勉強もそうであるということだ。
減であれば将来が不安になるのは説明するまでもないが、
実は加でもまずい。
勉強が好きなら話は別だが、『させられている』『(いやだけど)しなければならない』状態で過度にやるとかなりのストレスになる。
「学校を卒業したら勉強はしなくてよい」
と思っている社会人が本当に多い!
それは過度に勉強を強制されてきた者の反動なのだと思う。
「勉強、勉強」と言いつつ精神を病んでしまった人を何人も知っている。
だから私は言う。
「家はホッと一息できる心の安全地帯であってほしい」と。
朝から学校に行き、勉強し、大勢の生徒や先生に囲まれ、たくさんのストレスを浴び、部活や習い事で体力的にも疲れ、帰ったら塾に行き勉強し、さらに家に帰って勉強しろと言われる。
朝から仕事に行き、上司や先輩お客さんに囲まれ、たくさんのストレスを浴び、帰ったら家事育児で体力的に疲れ、さらに仕事(または勉強)をしろと言われてできる大人がいるだろうか。。。
ホッとできる安全地帯
これがないと精神は壊れる。
そしてこれがないと本当に大切な場面で力を発揮できない。
だらだらと集中力ない状態だ。
ポイントをおさえてガっと集中する。
そうでないところは気を緩める。
授業を聞いても1回でわかる人と何度聞いてもわからない人の差である。
「いい加減」は大切!
特に日本人は教育的なせいで完璧主義が多すぎる。
完ぺきにしようとするがゆえに無駄が多い。
もうちょっと肩の力を抜いて。
ぼちぼちいきましょう。
※教科別の「きっちり」やるとこ「だいたい」でいいとこは
また改めて書こうかな。


